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新築で購入した一戸建てを、築2年や築3年で売りたいという人もいれば、築40年や築50年以上になってから売却を考える人もいます。
中古物件の市場で最も売買されているのは「築5~10年」ですから、世間一般で言う「築浅」と呼ばれるこのタイミングが、売りやすいということはできるでしょう。
けれど、家を手放す理由は人それぞれです。
転勤や住み替えだけでなく、親の介護や定年退職後のライフスタイルの変化などによって家を売却することもあるでしょうから、望んだタイミングで家を売れるわけではない、という人がほとんどだと思います。
それなのに、「築年数によっては価値がゼロ」などと聞いてしまうと、売却前から不安になってしまいますね。
確かに、築20年を超えると建物の価値はゼロ、もしくはゼロに近くなります。
けれど、本記事を読めば「築年数別の売却ポイント」や「売り方の種類」について詳しく知ることができるので、築年数に応じたベストな売り方を導き出せるようになるはずです。
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この記事の目次
一戸建ては築20年を目安に価値がなくなる
冒頭でもお伝えしましたが、一戸建ての場合、20年を境に、家屋部分の価値がゼロになるといわれています。
たとえゼロにはならなくても、ゼロに近い評価になってしまいます。
下記の表を見るとわかるように、築20年以上経過すると、一般的な一戸建て住宅の建築建材では、耐用年数の半分以上の年数を経過しているのです。
【住宅の構造別|法定耐用年数】
構造 | 耐用年数 |
木造モルタル | 30年 |
木造、合成樹脂造 | 33年 |
金属造 | 28年~51年 |
レンガ・石造り・ブロック | 57年 |
鉄骨鉄筋コンクリート 鉄筋コンクリート | 70年 |
【築年数別】売却のポイント
ここでは築年数別に、売却のポイントを見ていきましょう。
築40年以上の一戸建て
築20年を超えると、家屋の価値はゼロ、もしくはゼロに近くなり、土地の価値のみになるといわれているのは、お伝えした通りです。
そのため、ひと昔前までは、築38年以上の物件は売るのが非常に難しいといわれていました。
しかし最近では、「古民家ブーム」が続いており、築年数が50年以上経過していても買い手がつくことも少なくありません。
古民家といえば、旧家で敷地面積が広く、柱の太い古民家を想像しがちですが、一般的な古い家を買って、DIYなどでコツコツ改装していくという人も増えています。
ただし、非水洗や沸かすお風呂(薪のお風呂は含まない)というのはあまり人気がありませんので、不動産会社と相談しながら売却活動を進めていくのがおすすめです。
場合によっては、家の解体が前提となるかもしれません。自分で解体の手配をして土地のみ売却する方法のほか、不動産会社側で解体してくれるケースもあります。その場合は、売却額から解体費用が差し引かれます。
築20~40年の一戸建て
築20年以上では家屋の価値がゼロになることが多いため、築20~40年であっても、同じように価値はゼロということになります。したがって、やはり解体が必要になるかもしれません。
ただし、手入れや適切なリフォームなどがなされていて、今後も快適に住むのに支障ない状態であれば、買い手もつきやすくなるでしょう。
築10~20年の一戸建て
築20年ともなると、評価額がゼロになり、土地の価格のみで売却されることも多いですが、築10年の場合は、家屋の手入れ状況によってはまだまだ評価される売れ筋の物件でもあります。
内見前にはとくに掃除を念入りにして、家屋本来の美しさを伝えるようにしましょう。
築5~10年の一戸建て
築5~10年は、世間一般では「築浅」と呼ばれ、中古物件として人気があります。
ただし、築浅の状態で手放すのを不思議に思う買主も多いため、手放す理由を明確にしておきましょう。
また、あまりにも安い値段で手放すことにならないよう、複数の不動産会社に査定を依頼して、適切な査定額を出してくれたところに仲介を依頼しましょう。
査定依頼は、一括査定サイトを使うと効率よく進められるので、おすすめです。
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築5年未満の一戸建て
こちらも、世間一般でよく言われる「築浅」と呼ばれる築年数です。
築浅の場合、傷んでいる箇所も少なく人気があるはずですが、「5年未満」、とくに築2年や築3年だと、「事故物件なのでは?」「どうして手放すの?」と買い手が疑ってしまう可能性が高いようです。
家を手放す理由が、転勤や親の介護であれば不動産会社に伝え、室内で自殺や殺人などがあった場合には必ず申告するようにしましょう。
自殺や殺人があった家は「心理的瑕疵」がある物件ということになり、買い手にはその事実を伝えることが義務付けられています(これがいわゆる事故物件です)。
そのため、事実を隠ぺいして売却をすると、損害賠償請求などに発展しかねません。
事故物件でない場合には、新築時の80~85%ぐらいの価格で売却できることが多いようです。
一戸建てを売る方法は主に2つある
一戸建てを売却するには、主に2つの方法があります。
不動産会社に仲介を依頼する
不動産会社と契約を結び、買い手を探してきてもらう方法です。まず検討すべきはこちらの方法でしょう。
メリット
- 需要の多い物件であれば、思っていたよりも高く売れることがある
デメリット
- 瑕疵担保責任がある(売却後10年が原則)
- いつ売れるのかがわからない(最低でも3ヶ月以上かかることが多い)
不動産会社に直接買い取ってもらう
家を不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。築年数が20年以上経過している家屋を急ぎで売りたいような場合には、おすすめの方法です。
一般的な不動産会社でも買取サービスを行っているところは多いですが、買取専門の業者もいます。
メリット
- 瑕疵担保責任がない
- 売却成立までがスピーディー
デメリット
- 仲介業者に依頼した場合と比べ、売却価格が下がってしまう(約7割程度)
自分で売る方法もあるが難しい
自分自身で一戸建てを売ることも可能です。不動産会社に支払う仲介手数料などがかからないのは魅力的です。
ただし、契約や、瑕疵担保責任などのトラブル対応が難しいため、一般的にはハードルが高いです。親しい間柄の買い手がいる場合などは、検討してみてもよいでしょう。
ちなみに、商売目的で繰り返し売却する場合には、自分の持っている不動産でも「宅地建物取引士」の資格が必要となります。
一戸建て売却が得意な不動産会社は一括査定サイトで探そう
築年数が経つほど、一戸建ての売却はハードルが上がっていくので、一戸建て売買に慣れた不動産会社に売却を依頼することが重要になってきます。ここではその方法をご紹介していきます。
あなたの家を得意とする不動産会社に出会うことが不動産売却の成功のカギ
家を売却する際は、不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。しかし、不動産会社ならどこでもいいわけではありません。あなたの家を得意とする会社に依頼することが大切です。
では、そのような不動産会社はどのように見つければいいのでしょうか?そこで役に立つのが「一括査定サイト」です。
一括査定サイトを使ってあなたの家が得意な不動産会社を効率よく探す
不動産の一括査定サイトは、ネット上で自分の物件情報・個人情報を入力するだけで、一度に複数の不動産会社に無料で査定依頼ができるというものです。物件情報をもとに査定可能な不動産会社が自動表示されるので、好みの会社を選んで依頼する、という仕組みです。
不動産会社によって出す査定額はバラバラです。そのため、査定額が出たら金額はもちろん、その根拠も各社に尋ねて比較しましょう。上の図だと、細かい部分まできちんと評価して高額を出してくれているA社に依頼したくなりますね。
ただし、買い手が付かないような過剰に高い金額になっていないか、注意も必要です。高額査定はうれしいものですが、それに加えて納得のいく根拠を示してくれる不動産会社を見分けることが重要です。
このように、一括査定サイトを使うことで、個別に不動産会社に連絡するよりも格段に効率よく依頼できるうえ、各社の比較を通じて、自分に合った不動産会社が見つけやすくなるのです。
よくある疑問
Q.まだ売却時期が決まっていないが、査定してもらえる?
A.査定してもらえます。査定結果を見てから、売却時期の検討を始めても問題ありません。
Q.住宅ローン完済前だが、売却できる?
A.売却できます。ただし、売却の完了時に住宅ローンの残額を一括返済することが条件になります。そのため、まずは査定を受けて住宅ローンの完済が可能かどうかを確かめましょう。
おすすめの一括査定サイトはこの6つ|組み合わせ例も紹介
一括査定サイトは、比較的よく知られているものだけでも30以上。どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
いえぽーと編集部では、運営歴の長さや利用者数の多さから、信頼できる11サイトをセレクトし、利用をおすすめしています。
そのなかでも、特におすすめなのは以下の6サイトです。
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サイト名 | 長所/弱点 | 提携不動産会社 | 対応エリア |
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約1,500社 | 全国 | 約1,000万人 /2001年 |
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【長所】 ・超大手6社のみの参加で安心感抜群 ・最大手3社に一括査定が依頼できる唯一のサイト 【弱点】 ・人口が少ない地域は未対応の可能性あり |
6社 ・三井不動産リアルティ ・住友不動産販売 ・東急リバブル ・野村不動産ソリューションズ ・三菱地所ハウスネット ・小田急不動産 |
全国 ※一部未対応 |
年間成約件数11万件以上 /2016年 |
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【おすすめ度】 ★★★★★ 公式サイトへ |
【長所】 ・業界トップクラスの知名度を誇るSUUMOに物件情報を掲載できる ・電話番号を入力しなくても査定依頼が可能 【弱点】 ・競争相手となる物件もSUUMOには多く掲載されている |
約2,000社 | 全国 | 非公開 /2009年 |
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【長所】 ・利用者数1,000万人以上は業界No.1 ・参加不動産会社数は約1,600社でこちらも業界屈指 【弱点】 ・運営歴が浅く、サポートはやや少なめ |
約1,600社 | 全国 | 1,000万人以上 /2014年 |
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【おすすめ度】 ★★★★☆ 公式サイトへ |
【長所】 ・地元密着型の不動産会社が幅広く参加 ・不動産ポータルサイトならではの情報の充実度 【弱点】 ・大手で参加していない会社がある |
約1,700社 | 全国 | 約470万人 /2009年 |
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【長所】 ・「イエローカード制」で悪徳業者を徹底排除 ・「お断り代行サービス」など各種サポート体制が充実 【弱点】 ・大手で参加していない会社がある |
約1,000社 | 全国 | 400万人以上 /2007年 |
さらに、ご自身の住まいに合わせて、一括査定サイトを組み合わせて利用するのが上手な使い方です。
1つの一括査定サイトで依頼できる不動産会社の数は限られているので、あなたにとって最適な会社がそこだけで見つかるとは限りません。複数の一括査定サイトを組み合わせて使えば、より多くの不動産会社を比較できるようになるので、自分に合った会社が見つかる可能性が高まるでしょう。
以下でおすすめの組み合わせ例をご紹介していますので、参考にしてください。
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ポイント | ポイント |
万能型の「HOME4U」でまずは有力な不動産会社をキープ。大手特化の「すまいValue」と地場企業に強い「SUUMO」でさらに比較対象を増やすのがおすすめ。 | 1つのサイトで候補に挙がる社数が少ない可能性があるため、提携社数の多い3サイトを組み合わせて選択肢を広げるのがポイント。 |
ちなみに、首都圏や関西の物件査定であれば、SRE不動産の利用もおすすめです。SRE不動産はソニーグループの不動産会社で、売主のみを担当する「売却エージェント制」を敷いており、100%売主の味方になってくれることから、非常に高い顧客満足度を誇っています。一括査定ではありませんので、上記の一括査定サイトで査定依頼することになった不動産会社にプラス1社、といった使い方もしやすいのが魅力です。
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【対応エリア】東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良
一括査定サイトについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
売れない一戸建てを放置するとデメリットあり
使用予定がない一戸建てを、売れないからといってそのまま放置しておくと、固定資産税・都市計画税などの税金がかかるほか、家屋や庭の維持管理にもお金が必要になります。家が荒れてくると、近隣住民との間でトラブルにも発展しかねません。
売れない場合でも放置せず、売却できる不動産会社、買い取ってくれる不動産会社を探すべきでしょう。
まとめ
リノベーションの流行などで、古い一戸建てが売れないとは一概にいえない時代になりつつありますが、それでも、築年数が古くなれば古くなるほど売りにくくなるのは事実です。
かといって、使用しない家をそのままにしておくとお金がかかり、維持管理も大変ですので、何とかして売却への道筋をつけましょう。
家を解体して土地のみの売却を検討している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
【関連記事】 一戸建ての解体費用はどれくらい?費用を下げるポイントと補助金制度
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