【売却査定】不動産会社のしつこい営業をスマートに断る方法

本コンテンツには、紹介している商品（商材）の広告（リンク）を含みます。
※ただし、当サイト内のランキングや商品（商材）の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品（商材）を根拠なくPRするものではありません。
 

不動産の売却をするとき、まずは不動産会社に査定を依頼するのが一般的です。しかし、査定後、媒介契約を結ばせようとする不動産会社のしつこい営業に困る方は多いのではないでしょうか。

こちらはしっかり比較して選びたいのに、あまりしつこく営業されても…と困ってしまうこともあるでしょう。

しかしながら、はっきりと断らない限り、不動産会社の営業がストップする可能性は低く、しつこい対応に追われることになってしまいます。

一方で、不動産会社の営業がしつこくなる背景を理解したうえで対応策を知っておけば、声を荒げたりすることもなくスマートに営業を断ることができます。

この記事では、不動産査定後のしつこい営業を断るコツを解説します。

なぜ不動産屋はしつこい営業をしてくるのか

そもそも、不動産会社はなぜしつこく営業をかけてくるのでしょうか。営業の背景を理解すると、気持ち的にも楽に断ることができるようになるでしょう。まずは、不動産業界の背景について解説します。

媒介契約を結ぶことが売上への第一歩だから

不動産の仲介会社にとって、収入源となるのは売買仲介の手数料です。仲介手数料は売買契約が成立したときにのみ発生します。

買手が物件の購入を考える場合、物件の候補をネットやチラシ広告、あるいは不動産会社の店頭などで見つけることが多いでしょう。つまり、売りに出されている物件が先にあるということです。

したがって、不動産会社にとっては売りに出せる物件を見つけることが、売上を作るための第一歩なのです。売りに出せる物件を見つけるというのは、すなわち売手と媒介契約を結ぶことです。

これらのことから、不動産会社は売手と媒介契約を結ぶために必死の営業活動をするのです。

不動産業界は昔ながらの商法がまだ根付いているから

今、世界では日進月歩でIT化が進んでおり、多くの会社が営業用のシステムなどを取り入れています。「足を使った営業は古い」というCMも放映されるように、IT化の波は各業界に波及しているのです。

しかしながら、不動産業界では、業者間で物件情報をやり取りするとき、まだFAXなどが使われるのも普通です。また、特に規模が小さい会社では、顧客管理も紙の書類で行っていたりすることがあるようです。

不動産業界は比較的、IT化が遅れているために、昔ながらの商法がまだ根付いており、電話営業や訪問営業などが粘り強く行われやすいといわれています。

しつこい営業をストップさせる方法

不動産を売却する際には、複数の会社の査定結果を比較したうえで仲介先を選ぶことが大切です。ただ、逆に言えばそれは仲介を断らなければならない会社が出てくるということでもあります。

「査定までしてもらったのに申し訳ない…」と感じる必要はなく、不動産の持ち主はあなたなのですから堂々としていればよいのですが、不動産会社からしつこく営業の電話・メールが来ると、気が滅入ってしまうこともあると思います。

どのようにして、不動産会社の営業をストップさせればよいのでしょうか。

はっきりと断ることが重要

査定を依頼してから結果報告を受ける過程で、査定額だけではなくて担当者の質などもある程度は見えてくるでしょう。

その時に優先順位の低い不動産屋から営業があったときは、はっきりと断るのが得策です。角が立たないように断りたい気持ちもあるかもしれませんが、中途半端な断り方ではまだ脈があると思われてしまいます。

早めにはっきりと断ったほうが、お互いに余計な労力を使わずに済む、という気持ちで臨みましょう。

「他社で決めました」と言って断る

断るときに最も効果があり、かつ合理的なのは「他社と専任契約を結ぶことに決めました」と言って断ることです。断った不動産会社の担当者からは色々と聞かれるかもしれませんが、細かいことまで答える義務はありません。誠実に「査定をしてもらったのに申し訳ありません」と申し添えればOKです。

行政の取引トラブル窓口に訴える

あまりにも営業がしつこい場合には、行政のトラブル窓口に相談してみましょう。

消費者生活センター・国民生活センター

【電話】0570-064-370
http://www.kokusen.go.jp/

各都道府県の相談窓口

https://www.livable.co.jp/soudan/kojin-hojin/sonota-046/
参考：東急リバブル

なお、各都道府県の相談窓口でトラブルを解決できなかった場合には、不動産適正取引推進機構にも相談することができます。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構

【電話】03-3435-8111
http://www.retio.or.jp/

そもそもしつこい不動産屋に関わらないようにするためには？

トラブルの相談窓口などをご紹介しましたが、そもそもしつこい不動産屋とは関わらないようにできれば、そのほうがよいでしょう。

しつこい不動産屋を避けるためには、査定を依頼する段階で対策しておくのが有効です。以下のような方法が有効です。

事前にしっかり情報を収集する

一括査定サイトを利用すると、候補の不動産会社が複数挙がると思いますが、その段階で各社の評判・口コミなどを調べてみましょう。心配な不動産会社は、この段階で除くことができます。

安心感や信頼感のある査定サイトを利用する

登録されている業者に安心感のある査定サイトを利用するのもよいでしょう。以下のサイトがおすすめです。

すまいValue

このサイトに登録されているのは、業界のなかでも超大手の仲介会社6社のみとなっています。大手ならではの安心感を選ぶならこのサイトです。

すまいValue

おすすめ度

           

国内の不動産流通4割を占める超大手６社が直営する一括査定サイト

• 提携1,000社以上
• 運営歴が長い
• 大手に強い
• 地元密着に強い

こんな人におすすめ

1. ネームバリューのある不動産会社に仲介依頼したい
2. 売却対象の物件が人口の多い都市にある
3. スピーディーかつ確実に売却を実現したい

査定依頼数は累計40万件以上、2021年度のご成約件数12万件以上。
6社合わせて約900の店舗で全国の査定・仲介依頼に幅広く対応。
宅地建物取引士の保有率は96%を越え、安心・安全な取引を実現。

利用者数	年間成約件数12万件以上	運営開始年	2016年
提携不動産会社	6社 ※最大手のみ
最大同時査定依頼	6社
対応エリア	全国 ※一部未対応
運営会社	三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産ソリューションズ、三菱地所ハウスネット、小田急不動産

• 詳細ページを見る
• 公式サイトはこちら

HOME4U

NTTグループが運営している査定サイトです。最も古くから運営されている一括査定サイトで、長年にわたって提携する不動産会社を厳選してきているので、質の悪い不動産会社に当たる確率はかなり低いといえます。

HOME4U

おすすめ度

           

業界で最も長い運営歴があるNTTグループの一括査定サイト

• 提携1,000社以上
• 運営歴が長い
• 大手に強い
• 地元密着に強い

こんな人におすすめ

1. 大手にも地元密着にもバランスよく査定依頼したい
2. 厳しい審査に通った不動産会社のなかから選びたい
3. 情報セキュリティに安心感があるサイトを使いたい

運営開始が2001年と業界最年長の一括査定サイト。
厳選した不動産会社のみと提携し、悪徳業者は徹底排除。
NTTグループの運営で個人情報保護などの面でも安心感あり。

利用者数	1,000万人以上	運営開始年	2001年
提携不動産会社	約1,500社
最大同時査定依頼	6社
対応エリア	全国
運営会社	株式会社NTTデータ・スマートソーシング

• 詳細ページを見る
• 公式サイトはこちら

イエイ

クレームがあった不動産屋を登録解除できる「イエローカード」システムを導入しているため、質の悪い不動産会社に対する抑止力になっています。

イエイ

おすすめ度

           

約1,000社との提携で中堅・地元企業まで充実！各種サポートも豊富で安心

• 提携1,000社以上
• 運営歴が長い
• 大手に強い
• 地元密着に強い

こんな人におすすめ

1. たくさんの不動産会社の査定を受けたい
2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
3. サポート体制が充実している査定サイトを使いたい

提携会社数は約1,000社と大型サイトながらも、
「イエローカード制度」で悪徳業者は徹底排除。
「面談相談」「お断り代行」などユーザー目線のサービスも充実。

利用者数	400万人以上	運営開始年	2007年
提携不動産会社	約1,000社
最大同時査定依頼	6社
対応エリア	全国
運営会社	セカイエ株式会社

• 詳細ページを見る
• 公式サイトはこちら

まとめ

不動産会社がしつこい勧誘をしてくるのは、不動産仲介業界の仲介手数料というビジネスモデルと、昔ながらの慣習に依るところが大きいです。法律違反ということになれば言語道断ですが、法律の範囲内での営業活動が活発なのは、ある程度仕方のないことといえます。

重要なのは、売主側がしつこい営業に対する予防策を持っておくことです。

• しつこそうな不動産会社には査定を依頼しない
• しつこい営業を断るためには「別の不動産会社に決めました」と言う
• あまりにひどい場合は行政窓口に相談する

これらを実践して、質の悪い不動産会社を上手に避け、スムーズに売却活動を進めましょう。