不動産をできる限り高値で早期売却したい、できる限りクリーンで信頼できる不動産会社を探しているという人にとって、SRE不動産はおすすめの不動産会社です。不動産会社を探している人にとって、実際にサービスを利用した人の声は気になるところでしょう。

この記事では、複数のサイトに寄せられた口コミなどを根拠として、SRE不動産の特徴や評判について解説します。

SRE不動産の評判は?実際に利用した人のポジティブな口コミを紹介

SRE不動産の対応はどんなものなのか、実際に利用した人の口コミを紹介します。最初に、ポジティブな口コミをまとめました。なお、SRE不動産は片手仲介を重視することで有名な不動産会社ですが、口コミは一定以上集まっていることから、片手仲介であっても取引を成立させることができていると考えられます。

※引用元:おうちの語り部

強気の価格設定と知識の豊富さ

40代女性:東京都杉並区

企業・社員の対応:★★★★ 4.0

担当の方の安心できる人柄としっかりとしたプランでお任せして良かったと思います。メールでの定期的な連絡以外は必要以上に電話等が無かったのも良かったです。

 

売却スピード:★★★★ 4.0

販売開始から売却完了まで:7ヶ月

特に期限は無く急ぎではなかったので最終的に納得できる形になるように進めました。キャンペーンのタイミングで現実的な販売価格に設定したことでスムーズに売却が進んだと思います。

 

売却価格:★★★ 3.0

販売開始した際に同じマンションの1階に売りが出ていたので、敢えて高値をつけて下の階を先に売却していかせるような提案がありました。その後一度退き秋のキャンペーンのタイミングで査定額を少し上回る金額で再度販売を開始し、すぐに売却になったので安心しました。

 

この会社を選んだ決め手

何社かに見積もりを取り比較して売りのみを行なっていることと、担当の方の印象が1番良かったことが決め手になりました。その後の住替えの相談等にも乗っていただきお任せして良かったです。

販売戦略の明確さ

30代女性:東京都江東区

企業・社員の対応:★★★★★ 5.0

受け答えは明確且つ分かりやすいものでした。

また、タイミング毎に訪問をいただき、直接お話する機会を設けていただけたのもよかったと思い、総じて満足です

 

売却スピード:★★★★★ 5.0

販売開始から売却完了まで:5ヶ月

売却時期など、こちらの都合を極力配慮いただけました。売却条件についても当初の希望を極力汲んでいただけたように思います。

販売価格についても、売主買主納得いく形で終着しました

 

売却価格:★★★★★ 5.0

金額設定について、納得感がありました。

また、価格を無駄に下げることなく、戦略的に時期に応じて各種の対策をしていただけたことが、満足度の理由です。

 

この会社を選んだ決め手

無駄なサービスや手数料がなく、その代わりに販売戦略が明確だったことです。

競合物件の価格や直近の動向の資料を見せていただき説明いただいたことで、説得力がありました

担当者が誠実な印象で安心して任せることができた

40代男性:東京都足立区

企業・社員の対応:★★★★★ 5.0

まずは、対応スピードが早かった。

そして、疑問についても都度キチンとした説明があった。

担当者も誠実な印象だっため、売却も安心して任せることができた。

 

売却スピード:★★★★ 4.0

販売開始から売却完了まで:2ヶ月

売却期間を保証することはできないが、おおよそこのくらいの期間だろうとの説明はあった。

そして、実際に売買契約を締結できたのも売却活動から3ヶ月くらいだったので、売却スピードは満足している。

 

売却価格:★★★★ 4.0

事前に過去事例を参考にどのくらいの価格で売れたのか説明があった。

その中でマンションの売出価格であったり、売れない場合の値下額などの説明があったため、値段についてはおおよそ納得できた価格だった。

 

この会社を選んだ決め手

両手でなく、完全な片手での仲介であったため、売主が納得できない形での売却を勧めることはないだろうと判断した。

あとは、担当者の人柄が良かったため、任せる気になれた。

SRE不動産のネガティブな口コミ

どんな会社であっても、ポジティブな口コミがあればネガティブな口コミもあるものです。ここからは、ソニー不動産を利用した人によるネガティブな口コミを紹介します。ネガティブな口コミには担当者のスキル不足を指摘する声が多いようです。

※引用元:みん評

担当者によってスキルのバラつきが見られる

土地の査定を依頼しました。ホームページなどでの宣伝ではソニー不動産が売主側だけから仲介料を貰う片手媒介であり、売主の立場に立って売却活動をするという部分に惹かれたのですが、実際には担当となった方が四国出身でとても東京方面の情報に疎いと思われる回答にがっかりしました。クチコミで人材不足とのコメントを読んでいましたので、それが現実となった形です。残念ですが会社としては、まだまだこれからということでしょうか。

売れないと値下げの提案があることも

当たり前かもしれませんが営業のやり取りがとてもスムーズで打合せから売却までとても親切でした。

メールや電話などこまめに連絡もしてくれるのでその都度分からない事や、不安なことなど相談ができとても安心しました。

ただ、公告の割にはそこまで高い値がついたわけでもなく、売りに出した物件がなかなか売れないとすぐに値下げ交渉が来ました。

個人的にはもう少し粘りたかったのですがプロにお任せしようとあきらめました。

もう少しお客さんの希望に寄り添ってもらえたらうれしかったです。

SRE不動産の会社概要

SRE不動産はもともとソニー不動産という社名で2014年から営業していました。電機メーカーのソニーが新規事業として不動産事業に着目して設立された会社がSRE不動産です。

会社の設立当時から「両手仲介の打破」を掲げていた同社は、万一両手仲介になりそうなときは顧客に事情を説明して書面を取り交わすほど方針を徹底しています。また、ソニーグループのバックボーンを活かしてAI関連の事業も展開しているのが特徴的です。AI技術は査定などに活かされています。

(以上参照:https://toyokeizai.net/articles/-/329801

なお、SRE不動産の持ち株会社であるSREホールディングスの基本的な会社概要は以下の通りです。

会社設立日

2014年4月14日

事業内容

AIクラウド&コンサルティング事業、ライフ&プロパティソリューション事業

本社所在地

東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 14階

資本金

4,147,654千円 (2023年3月31日現在)

(以上参照:https://sre-group.co.jp/company/outline.html

SRE不動産の強みと弱み

ここからはSRE不動産の特徴となる強みと弱みについて解説していきます。

SRE不動産で不動産を売却するメリット

囲い込みがない

不動産の売買仲介における囲い込みとは、売主から売却依頼された物件を、意図的に他社が抱える買手候補に契約させないことを指しています。もし不動産会社が囲い込みをしている場合は、他社から問合せが入った時に「既に商談中である」などの嘘をついて紹介を断ることがあります。

不動産会社が囲い込みをする目的は、売手と買手の両方を自社の顧客から見つける「両手仲介」と呼ばれる状態を実現し、仲介手数料の両取りをすることです。囲い込みをされるとなかなか買手が見つからない状態に陥りやすいため、売手にとっては販売期間が長期化するリスクがあります。

しかし、SRE不動産は基本的に両手仲介を禁止しているため、売手から見ると囲い込みされるリスクがありません。また、SRE不動産はエージェント制を採用しており、生命保険の営業マンのような給料体系で働いています。

営業マンの給料原資は仲介手数料であり、売却価格が上がれば仲介手数料も上がるため、SRE不動産の営業マンは依頼された不動産を高く売ろうとしてくれるのが特徴的です。

査定の精度が高い

不動産業界は全体的にIT化が遅れている業界とも言われており、査定や売却活動をアナログな手法で行っている会社も少なくありません。しかし、会社概要の項で解説した通り、SRE不動産はソニーグループの企業であり、各業務にAI技術やIT技術を導入しています。

このため、仲介実績や市場の動向などデータに基づく査定を得意としているのがSRE不動産の特徴です。根拠のある査定をするため、比較的精度の高い査定をできるのが強みと言えるでしょう。

仲介手数料の割引制度がある

不動産の買い手は不動産会社が探すのが一般的ですが、売手の知り合いや身内から買い手が見つかることもあります。SRE不動産は、売主の家族や友人などによる紹介から成約に至った場合は仲介手数料が割引される制度を設けています。

売主が買い手を見つけた場合に限らず、1度SRE不動産の仲介を利用したことがあれば、買い手を紹介することで紹介料が進呈されるのも特徴的です。

SRE不動産で不動産を売却するデメリット

最新技術を導入した査定や紹介制度などがSRE不動産のサービスを利用するメリットですが、注意しておきたいデメリットもあります。

対応エリアが限定的

SRE不動産は東京都内・横浜・大阪にしか拠点を設けておらず、首都圏や大阪圏の不動産しか査定に対応していません。具体的には、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県と大阪府・京都府・兵庫県・奈良県です。

上記のエリア以外にも、日本国内には名古屋・福岡・仙台・札幌などの大都市圏がありますが、これらの都市も査定に対応しておらず、サービスを利用できる人が限られる点はデメリットと言えるでしょう。

担当者によってスキルのバラつきがある

SRE不動産の口コミを見ると、ネガティブな口コミの大半は担当者の力量不足や対応の不満などを指摘するものです。反対にポジティブな口コミには担当者の対応が良かったという声が多く、社内で担当者の力量が分かれていると予測されます。

不動産の売却は特に担当者の力量に左右される要素が多いので、複数の会社の担当者と対応内容などを比較したうえで決めるのがおすすめです。

SRE不動産はこんな人におすすめ

口コミやメリット・デメリットなどを総合すると、首都圏など対応エリアの不動産を売ろうとしており、とにかく不動産会社にだまされてしまうなどのリスクを排除したい人にはSRE不動産がおすすめです。また、ソニーグループであるという背景も安心感につながるので、会社規模を優先したいという人にもマッチするでしょう。

なお、デメリットとして担当者のバラつきについて解説しましたが、そもそもSRE不動産でなくても質の低い担当者に当たる可能性はあります。不動産の売買は担当者の力量によって成否が大きく左右されるため、SRE不動産を含む複数の不動産会社を比較することが重要です。

まとめ

SRE不動産は積極的にAIを業務に導入するなど業界の中では先進的な企業文化を持っています。また「両手仲介の打破」を掲げているなど、比較的クリーンなイメージの強い不動産会社であると言えるでしょう。大手グループの安心感を重要視したい人や、とにかく力量の高い営業マンに売買を任せたいという人にはSRE不動産はおすすめです。

その一方で、対応エリアが限定されている点や、必ずしも優秀な営業マンに当たるとは限らない点などはSRE不動産を利用するデメリットであると言えます。